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ごあいさつ

表情豊かな穂高の山並みの中腹、豊かな自然とともに、私たちは仕事を続けてまいりました。

そして、2000(平成12)年、創立30周年を迎えるに当り、次の世紀に向けてさらに創造性の高い精緻な仕事をめざすため、私たちは新たな出発点を求めました。
私たちのめざす最高の精度の追求、そのための技術を求めるとき、私たちは強い意志と豊かな感性が不可欠であると考えました。そうした強い意志や豊かな感性と出会える場所をつくりたい。こうした願いから生まれたのがこの「IIDA・KAN」です。

「IIDA・KAN」はその名前の示すように、飯田善國作品の常設展示場です。

戦後の日本を代表する独創的な彫刻家の一人として、さらに個性的な詩作や鋭い視点からの美術評論でもひろく知られる飯田善國ですが、そのアーティストとしての出発点は油彩による絵画にありました。当館での収蔵・展示の中心は、1950年代、若き日の飯田による絵画作品と、1983年の彫刻『SCREEN-CANYON』です。

この「IIDA・KAN」に展示された作品を通じて、飯田善國の創造のための強い意思や鋭い感性を多くの方と共有できれば幸いです。

2017年8月1日
執行役員
伊藤 善規

飯田善國・彫刻
「早春」

IIDA・KAN